こんにちは、訪問看護師の中西です。今春は新型コロナウイルス感染症の拡大防止の為、外出自粛もあり、桜の花をゆっくりと楽しむことなく過ごされた方も多いのではないでしょうか。
テレビでは新型コロナウイルス国内感染者が1万人を超え、有名で元気そうなタレントやスポーツ選手が感染されたとニュースが繰り返し流れ、恐怖に感じておられる方も多いでしょう。
新型コロナウイルス感染対策で①手洗い・咳エチケット②「3密」を避けてください③体調が悪い時は外出を控える、と言われていますが、今日はとくに高齢者として気を付けたいポイントをお知らせします。
1. 喫煙歴や糖尿病、心疾患など基礎疾患をお持ちの方は感染症が重症化しやすいので注意しましょう。
2. 感染しないために手洗いを中心とした感染予防を心がけましょう。
3. 感染を恐れるあまり外出を控えすぎて動かないこと(生活不活発)による健康への影響を知り、行動しましょう。
この中で特に生活不活発について、ずっと家に閉じこもり一日中テレビを見ていたり、ぼっとしていたり、食事もたまに抜かしてしまう、誰かと話すことも少なくなった・・・といった毎日を過ごし、気が付いたら身体や心の動きが弱ってしまう状態(虚弱)に陥ってしまいます。2週間寝たきりにより、失う筋力量は7年間に失われる量に匹敵すると言われているそうです。

虚弱が進むと体の回復力や抵抗力が低下し、疲れやすさが改善しにくくなります。また、感染症も重症化しやすい傾向にあります。
虚弱に陥らないために・・・
1. 動かない時間を減らしましょう:自宅でもできるちょっとした運動で体を守りましょう
2. しっかり食べて栄養をつけ、バランスの良い食事をしましょう
3. お口を清潔に保ちましょう:しっかり噛んで、できれば毎日電話などでおしゃべりをしましょう
4. 家族や友人と支えあいましょう
次回はこの方法を具体的にお知らせいたします。
旧年中は一方ならぬご愛顧を賜り心より御礼申し上げます。
管理者になりあっという間に一年が経過しました。この一年で様々なお宅にお邪魔し、その度に小さな選択の積み重ねがその方の人生を作っていて、今に繋がっているということを感じてきました。
日々の何気ない選択は普段の思考からなされており、やはり「思い」というものは大切だと考えています。しかし仕事においては現実主義というのか、見えるものにしか説得力がないように感じていて、思いが大切と思う自分の気持ちが、仕事の中で発揮される機会が非常に少ないことに若干の違和感を覚えながらも、あっという間に過ぎ去った一年でした。
違和感の理由を探す中で、今思うことは、仕事で熱い思いを機能させるためには、それと同じ、もしくはそれ以上の冷静さが必要ということです。必要な時を見極める冷静さと、相手に合わせた形で伝える優しさがあれば、仕事の中でも思いを表現する機会は出てくると感じています。管理者一年目の私は、思いはありつつも、それを表現する余裕はなく、ただただ仕事をこなすのが精一杯だったように思います。ありがたいことに仕事のご依頼も沢山いただき、波のようにやってくる依頼に必死に乗り切ってまいりました。
今年は訪問看護を通して、思いも伝えていける一年にしたいと思っています。これからも訪問看護ステーションはーと&はあとを宜しくお願い致します。
寒さも日に日に厳しさを増し、冬本番です。体調を崩されてはいませんか。今年も残りわずかとなりましたが、皆さまはこの一年をどのように過ごされてきたでしょうか。私は5月の連休明けから、はーと&はあとで勤めさせていただくことになり、生活のリズムが大きく変化した年となりました。去年の今頃は仕事に復帰している自分など想像もできませんでしたが、家庭との両立が忙しい中にも、訪問で利用者様やご家族様に会える楽しさを日々感じさせていただいています。
そんな私のコミュニケーションについての話を聞いてください。我が家の一番上の娘は、重度の知的障害があるため、ことばの理解にかなり制限があり、話すこともできません。そんな娘と私たち家族はコミュニケーションをとるために、顔の表情や仕草などに頼るしかありません。娘は人と触れ合うことが好きで、いつもニコニコしています。歌を聴いたりことばにならないもののメロディーを歌うことが大好きです。そんな娘が笑顔を見せなかったり、食事を食べたがらなかったりといったいつもと違う様子を見せた時に、私たちは娘の体調の悪さに気付きます。大好きな歌のDVDを買ってもらった時、大好きなお散歩へ出かける時、娘は満面の笑顔にキャッキャと大きな声を出して飛び跳ねて喜びを表現します。そこにことばはありませんが、気持ちはたくさん伝わってきます。
私がリハビリのために訪問させていただいている利用者様は、脳卒中などの病気によって言語障害や嚥下障害のある方たちです。皆さん症状は様々ですが、言語障害があると、相手の話がうまく理解できなくなったり、自分で考えていることをうまくことばで伝えられなくなったりします。言語聴覚士は言語障害の機能回復や機能維持を目的に訓練をさせていただきますが、それにプラスしてコミュニケーションの大切さを伝えさせていただいています。ことばは深く、コミュニケーションの貴重な手段です。でも、コミュニケーションの手段はことばだけではありません。顔の表情や仕草はもちろん、指差したり、絵で表現したり。ことばが使いにくくなってしまったために、コミュニケーションを取ることを諦めてほしくないのです。
娘はトイレに行きたい時、お腹をポンポンと叩いて教えます。ことばにはかなわないかもしれませんが、手段にこだわらず、伝えることと伝わることを大切にしていただきたいと思います。

訪問看護にいただく質問に緊急時の対応について聞かれることがよくあります。どのようなことをしてもらえるか。呼んだらすぐに来てもらえるのか?など質問があります。
当ステーションでは、当番制で看護師が緊急対応をしています。(365日24時間対応)平日の日中は管理者が緊急対応の電話を持っています。(長時間の研修や会議の時を除く)日中の出動に対応するために、できる限り管理者の定期の予定は入れないようにし、緊急対応可能な体制を作りに努めています。
土日祝は当番制で対応しています。出動要請から自宅訪問までの時間は30分~1時間程度で到着しています。看護師による電話相談のみで「安心した」と解決されることもあります。いつでも相談に応じることができますし、必要時には訪問して対応しております。
<緊急訪問ではどんなことをしているの?>
・ターミナル期の方の家族様から「息が止まりそう」→すぐに訪問し、到着時には心肺停止しており、主治医に連絡し、家族の方とともに先生を待ちました。先生の死亡確認後、家族の方に声をかけながらエンゼルケアを実施しました。
・ご本人から「Vポートの点滴の針が抜けてしまった」→すぐに訪問し針を片付ける。Vポート周囲の腫れがあったので、病院受診していただきました。
・ご家族から「転倒した際におしっこの管が引っ張られてしまって、心配だから見に来てほしい」 →訪問し、腹痛や血尿がないことを確認。バルンの固定をし直しました。
現在の出動頻度は月に3~4回程度ですが、利用者様の健康状態によって、出動頻度は変動していきます。
緊急時の対応が適切にできることで、在宅生活がより安心して過ごしていただけるものと思っています。在宅で過ごされる利用者様のお役に少しでも立てるようにスタッフ一同、笑顔で訪問しています。