2015年7月アーカイブ

こんにちは、京都管理栄養士の島田です。

祇園祭が近づくにつれ暑くなってきましたね。今週の前半は、やばいぐらいの紫外線に意識が途切れそうでした。

さて、先日大阪箕面で開催された「阪神摂食嚥下研究会」なるものに参加してきました。

豊中市にある合同会社ヒューマンケアサポートLabの大泉さんが発起人として立ち上げられた研究会で、まわりまわってのご縁があり研究会のメンバーとして参加させていただくことになりました。

研究会の目的として「全ての人が安全に美味しく生涯を通じて食べる」ための取り組みをされています(素晴らしい目的)。まだまだ発足したばかりの研究会ですが、今回の研究会ではヒロデンタルクリニック・アリス箕面にて「経口維持加算」をテーマに開催されました。

在宅が主戦場なので施設の加算などがわからず、今回は初めて知った経口維持加算についてですが、とても勉強になりました。

一つはこれまでの嚥下摂食判定に必須だったVFやVEといった検査が必ずしも必要ではないこと。もちろん、検査による判定診断も大切なのですが、水飲みテストや食物テストを実施して摂食機能障害による誤嚥が認められる方に対して算定できるそうです。

歯科医の先生が行う検査以外に、ケアスタッフが行える検査で摂食機能障害を判定してサポートを実施できるって、素晴らしいですよね。日々患者さまにかかわっているスタッフの気づきや観察が誤嚥や摂食レベルを低下を防ぐことにつながる加算だということがわかりました。

在宅では簡単に検査が行えなかったり、病院では検査されていても訪問相談時にその情報が手元になかったり、提供してもらえなかったりと色々あり、まだまだスタッフ間で摂食機能障害への理解度やケアするスキルも統一ができていなかったりと、手探りどころかほぼほぼ孤立しやすい状況に陥りますが、研究会などで多職種の方と交流でき、経口維持のためのアプローチを勉強できました。

次回は栄養士が講師で「摂食嚥下機能別食形態支援のポイント」を発表する番です(たぶん自分もかかわることになりそうですが)他の施設ではどのように食形態を判定して・調理・提供されているのかまた勉強させていただきます。

研究会.JPG

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。

いきなり暑くなりましたね。

でも、台風も心配です。京都は祇園祭でにぎわっていますが、どうなるのでしょうか。

 

さて、今日は、クリニックでの栄養指導のお話。

50歳代、女性、軽度糖尿病。

HbA1cは、いつも、6%まででコントロールできており、前回は5.7%でした。

野菜の食べ方やバランスなどもしっかり守れており、甘い物もしっかりコントロールできている方です。しかし、今回6%に。

色々お話を聞きました。

この方は、ビオラ演奏者。

実は、演奏会のため、今月イタリアに行かれます。その準備等が大変で不眠状態だったようです。イタリアの方は、日本人とは違い、少しルーズなようで、思うように準備が進まなかったようです。そのため、この一ヶ月はストレスフルだったと。

その事が原因かもしれません。

糖尿病とストレスは、関係があり、ストレスを感じてしまうと、血糖を上げるホルモンが分泌され、反対に血糖を下げるインスリンの分泌を抑制してしまいます。そのため、いくら食事や運動療法が完璧でも、ストレスを過度に感じてしまうと血糖コントロールが上手くいきません。

ストレスを趣味や運動などで上手に発散する事が大切です。ストレスで、暴食してしまうと悪循環です。

ということを説明しながら、イタリア滞在中での注意点なども説明しました。

一ヶ月後に帰ってこられるので、お話を聞かせてもらいます。

人は生活する上で、ストレスを全く感じないということは難しいです。

発散方法を自分なりに見つけて欲しいです。

栄養指導では、話を聞くことでストレスを軽減できればと思っています。

はーと&はあと 管理栄養士 松政千佳子

こんにちは。京都 管理栄養士 相山です。

ここ最近、30度を超える真夏日が続いていますが、クーラーの設定温度に気を付けてお過ごしください。

外と室内の温度差が5度以内が望ましいと言われていますが、外の温度が36度だと室内が31度、、、むりですよね、、

夏バテの原因はいろいろありますが、温度差がその一つです。

上手に温度調節をして、元気に夏を乗り切りましょう!

      

さて、今回はTaBeLu倶楽部を利用してくださっているご夫婦(Y様)のお話です。

       

以前、訪問したY様の体調が気になったので再度訪問しました。

奥様は、認知症で、ご主人様が家事全般をされています。

その日、奥様は午前中、デイサービスで運動をし疲れて寝ておられました。

そこで、ご主人様とお話をしたのですが、少し疲れ気味のご様子。。。

    

話を聞いてみると、奥様は相変わらず食欲と食事量が少なく、最近 味覚の低下があるとのことでした。

ご主人様が、調理をされ最後に味付けをみてもらうという共同作業をされていたのですが、、、

最近は、酢の物もすっぱいと感じなく、もっと酢を足すようにと、味噌汁も味噌が少ないからもっと足さないとおいしくないといわれる・・・と悲しげな様子でした。

     

はーとからお届けしているメイバランスの抹茶味も最初はおいしいと飲んでおられたのですが、最近は抹茶の味もしないとのこと。

  

病院に行き診察してもらい、先生から亜鉛の薬を処方してもらったそうです。

     

高齢者では、「食べ物の味がまったくわからない」「何を食べてもおいしくない」などの味覚の低下や異常を訴える人が少なくありません。そのような問題は、常用している薬に原因があることも多いですが、偏った食事や食事量の減少による栄養バランスの低下による、亜鉛不足が主な原因です。

亜鉛が不足すると、味覚を感じる細胞の数が減ったり、機能が落ちたりします。

味覚を正常に保つには、だいたい一日15㎎の亜鉛があれば十分で、普通の食生活では不足しません。

亜鉛の多い食物として

緑茶、抹茶、ココア、海藻類、高野豆腐

ウナギ、ワカサギ、カニ、カキやホタテ、サザエなどの魚介類

牛肉、豚肉の赤身、レバーなどの肉類

きな粉、アーモンドやゴマ、納豆類などの豆類があります。

    

摂取した亜鉛が効果的に働くためには、ビタミンやミネラル、たんぱく質をバランス良くとることも重要です。

  

また、奥様のご様子を聞いて、少しでも食欲が落ちないように食べたいもの、食べれるものの提案も考えていきたいです。

ご主人様に、亜鉛を多く含む食材や簡単レシピを紹介したいと思います。

夏は体力勝負です!夏バテになり、しんどくならないようにサポートします。

水分もしっかりとってもらうよう声掛けもしていきます。

  

少し元気がなかった様子が気がかりですが、次お会いする時はいつもの笑顔でいろんなお話をしていただけたらなあと思います。

        

はーと&はあと  管理栄養士    相山  華菜

こんにちは、サロン管理栄養士 兼 生活相談員の末藤です。

一気に暑くなってきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?? サロンのご利用者様は今のところ極端に体調を崩す方も少なく、元気にご利用していただいております。


今回はサロンレクリエーション連動企画「買い物&調理レクリエーション」のご報告☆


ご利用者様にサロンでの昼食を作っていただき食べるために、1週目に材料の買い出しに行ってもらい2週目に買ってきた材料を使い昼食を皆さんで作っていただくというものでした!!


今回は第一弾の「買い物レクリエーション」


さすがに全員で買い出しにいくことはできませんでしたので、3~4名ほど希望を募りスタッフ付き添いのもと買い物へ♫


今回、メニューを二つ(カレー&デザートとお好み焼き&和えもの)提案してご利用者様に選んでいただく方式としました。


ちなみに水、木、金と3日間実施し、水曜日はカレー&デザートをつくる組、木曜日と金曜日はお好み焼き&和え物をつくる組になりました。


メニューが決まったところで材料の買い出しへ!!


参加者は皆様女性のご利用者様でしたが、やはりスーパーへ行くと主婦の勘がうずくのかサロンを利用されているときとは違う顔を見せる方がちらほら!!


野菜、お肉の目利きから値段と比較して食材が一部変更になったりとてんやわんや(笑)


商品探しに必死で使っていた杖を握りしめたまま杖として使用せずに商品を探す方(歩行状態はいつもに比べ抜群に安定) や、野菜の選び方を語りながら吟味する方、また材料とは関係のないものに目がいきテンションの上がる方などなど大盛り上がり☆


中には5年以上ぶりにスーパーへ買い物に来たというご利用者様も!! 体力的にも少し不安がある方でしたが、休憩もしつつ他のご利用者様の盛り上がり具合に終始笑いながら買い物を終えました!!


半数くらいの方がここ最近自分で買い物に行っていないという方がおり、良い刺激になってくださったようです。

IMG_4367.jpg

IMG_4368.jpg

IMG_4364.jpg

次回は連続企画の続き、、、


「調理レクリエーション」のご様子を報告させていただきます!!


サロン管理栄養士 兼 生活相談員 末藤

こんにちは。
東京・管理栄養士の六波羅です。

7月9日、東京は1日中、本降りの雨。
そんな中、本日もカッパを着て新規ご利用の訪問へ行ってきました。
1件目は、糖尿病性腎症からの透析を回避したい男性。
2件目は、心不全で加療中の男性と、その奥様。
ガマンにガマンを重ねた入院中の減塩食から開放された男性、
退院後に歯止めが利かなくなってしまったそうです。
自宅での食事療養に不安がある方は、まだまだたくさん。
管理栄養士に課せられた使命は大きいのです!

先ほど、金成管理栄養士が教えてくれたのですが、
7月に入ってから今日まで、東京では雨の降らない日が1日もないそうです。
道理でバスタオルが乾かないわけです。部屋干しでニオイも気になる!

そんな、高温多湿の梅雨時に増えるのが食中毒です。
『食中毒予防の3原則』があるのをご存知ですか?

①菌をつけない(清潔・消毒) 
・石鹸を使い、こまめに手洗い。指の間や爪の中も忘れずに。
・調理器具は洗剤で洗い、熱湯や漂白剤で消毒し、よく乾燥させましょう。
・違う食材同士が触れないよう、きちんと分けて保管しましょう。

②菌を増やさない(冷却・迅速)
・冷蔵庫の温度をチェック。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保ちます。
・ただし、冷蔵庫内でも菌はゆっくりと増殖します。食材は早めに使い切りましょう。

③菌をやっつける(加熱)
・中心温度75℃、1分以上の加熱で、殆どの細菌は死滅します。

みなさんもぜひ、心がけてみてくださいね☆


日頃はランニングの話ばかりしているので、
すっかりアウトドア人間かと思われていますが、
実は、半分インドア派なのであります。
IMG_2095[1].JPG
昔、アマチュアオーケストラでホルンを吹いていたのです。
・・・管楽器奏者には、体育会系マインドの人が多いんですが(笑)
上の写真は私の愛する楽器。
ドイツのアレキサンダー社のものです。
シベリウスをBGMに、久しぶりにゴシゴシ磨いてみました^^


東京・管理栄養士  六波羅 美幸

 

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美